有東村(読み)うとうむら

日本歴史地名大系 「有東村」の解説

有東村
うとうむら

[現在地名]静岡市有東一―三丁目・有明町ありあけちよう豊田とよだ三丁目・八幡やはた五丁目・南八幡町みなみやはたちよう登呂とろ三丁目

八幡村の東に位置する。戦国期には有東郷と称された。慶長一四年(一六〇九)一二月の彦坂光正駿府浅間社領所付写(旧新宮神主文書)に「宇東村」とみえ、高二〇石余とある。寛永九年(一六三二)幕府領となり、国立史料館本元禄郷帳では幕府領と駿府城代青山幸豊領の相給。元禄郷帳によると高七八一石余。「駿河記」では駿府城代役知四八四石余・旗本水野領二七六石余。旧高旧領取調帳では幕府領四八四石余・水野領二九六石余、十二社除地三石余・金剛こんごう寺除地三石余・喜僧院除地一石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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