有所・在処(読み)ありどころ

精選版 日本国語大辞典 「有所・在処」の意味・読み・例文・類語

あり‐どころ【有所・在処】

〘名〙
① 物のある所。所在。ありか。ありしょ。ありど。ありどこ。
古本説話集(1130頃か)五八「ここなる男こそ、水のあり所は知りたるらめ」
② 人のいる所。いどころ。居場所
伊勢物語(10C前)四「ありどころは聞けど、人の行き通ふべき所にもあらざりければ」

あり‐ど【有所・在処】

東関紀行(1242頃)鎌倉遊覧「楼台の荘厳よりはじめて、林池のありどにいたるまで、殊に心とまりて見ゆ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android