月が重なる(読み)つきがかさなる

精選版 日本国語大辞典 「月が重なる」の意味・読み・例文・類語

つき【月】 が 重(かさ)なる

① 幾月も経過する。月数がたつ。
万葉(8C後)九・一七九四「立ちかはり月重(つきかさなり)て逢はねども実(さね)忘らえず面影にして」
旧暦で、普通の月のあとに閏月が来る。
※能因集(1045頃)下「五月雨の月かさなれりほととぎすめづらしからでことしだになけ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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