最花貝塚(読み)さいばなかいづか

日本歴史地名大系 「最花貝塚」の解説

最花貝塚
さいばなかいづか

[現在地名]むつ市田名部 土手内

斗南ヶ丘となみがおか台地東端に近い標高約二五メートルの低位段丘上に位置する。縄文時代中期末の貝塚。青平あおべら川を隔てた対岸の台地上には擦文土器土師器出土した将木館しようぎだて遺跡(現下北郡東通村)がある。昭和二二年(一九四七)以来数次にわたって発掘調査され、ヤマトシジミのほか一〇種の鹹水性貝類を含む貝層と竪穴住居跡・炉跡・貝の充満したピットおよび埋葬人骨などが発見された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android