曹沢寺(読み)そうたくじ

日本歴史地名大系 「曹沢寺」の解説

曹沢寺
そうたくじ

[現在地名]今津町今津

北浜きたはまにある。洞雲山と号し、曹洞宗。本尊釈迦如来。もと弘川ひろかわ(現今津町)にあり、新豊しんぽう寺と称して大伽藍を誇ったが、その伽藍は文亀(一五〇一―〇四)の頃兵火にあって焼失し、五代住職の越渓麟易によって再建されたという。永正一〇年(一五一三)九代の没量慧応が新豊寺の寺基を引継ぐかたちで現在地に曹沢寺を開いた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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