精選版 日本国語大辞典 「書・描」の意味・読み・例文・類語
か・く【書・描】
〘他カ五(四)〙 (「掻く」と同語源)
① 物の表面に絵や図をえがく。
② 紙などの上に文字をしるす。
※竹取(9C末‐10C初)「文をかきおきてまからん。恋しからん折々取いでて見給へとてうちなきてかくことばは」
③ 文章に作る。著作する。
※伊勢物語(10C前)一〇七「かのあるじなる人、案をかきて、かかせてやりけり」
※洒落本・売花新駅(1777)閨中并にきぬぎぬ「よく書(カク)やつよ、こっちで寐ているうちはよそへいってゐて、こっちがおきると来てねるとは、ねっからうれしいね」
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