曲野阿蘇神社(読み)まがのあそじんじや

日本歴史地名大系 「曲野阿蘇神社」の解説

曲野阿蘇神社
まがのあそじんじや

[現在地名]松橋町曲野

阿蘇十二神および甲佐大明神を祭神とし、ゆえに曲野両神宮とも称する。字橋川はしかわに鎮座する。天保一三年(一八四二)の「両神宮記」によれば、明応二年(一四九三)中熊源右衛門なる者の創建と伝え、文亀年間(一五〇一―〇四)たか城城主宗右近大夫義勝が若干の田畑を寄進し、寛永一〇年(一六三三)火災に遭ったが翌年再建したとする。中世の曲野は阿蘇甲佐こうさ社領であった。建長三年(一二五一)九月二三日の甲佐社領実検帳写(阿蘇家文書)に「勾野若宮免四丁」、元応二年(一三二〇)二月二五日の甲佐社一祝とみられる基盛安堵状(秋岡氏所蔵文書)に「甲佐社末社勾野宮別(当)職并修理田」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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