時山村(読み)ときやまむら

日本歴史地名大系 「時山村」の解説

時山村
ときやまむら

[現在地名]上石津町時山

牧田まきだ川最上流部に位置する。東は細野ほその村。平坦地はほとんどなく、集落牧田川の谷沿いに東西に細長くある。戦国時代末と推定される年未詳九月二六日の枝村惣中申状案(今堀日吉神社文書)に「尾州之内大嶋并濃州時山にても」とあり、近江えだ(現滋賀県犬上郡豊郷町)の紙商人が当地にも買付けに訪れていた。

慶長一二年(一六〇七)の時六ヶ村惣高覚(伊藤文書)によると高五八石余で、旗本高木三家領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報