明神谷内村(読み)みようじんやちむら

日本歴史地名大系 「明神谷内村」の解説

明神谷内村
みようじんやちむら

[現在地名]津幡町明神みようじん

浅谷あさのたに川左岸、だいみね丘陵南麓に位置。南上流は浅野谷あさのたに村。地名は谷内明神あるいは井野いの明神という古社によるとも(「温故集録」加越能文庫など)、加賀藩主から天神画像を与えられたことによるともいわれる(河北郡誌)正保郷帳には明神ヶ谷内村とみえ、高一二六石余、田方五町六反・畑方二町八反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の草高一四二石、免五ツ一歩、小物成は山役三八匁・野役二匁・草野役二匁(三箇国高物成帳)。寛文年間の百姓数三(高免付給人帳)。寛政一〇年(一七九八)谷間田地作物が実りがたいとして九歩引免、享和二年(一八〇二)には近年の大地震で「水道」が変わり田植ができない田地が多く出たとして二ツ一歩引免(「河北郡引免根帳」林文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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