日本著作権協議会(読み)にほんちょさくけんきょうぎかい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「日本著作権協議会」の意味・わかりやすい解説

日本著作権協議会
にほんちょさくけんきょうぎかい

著作権者と著作権使用者の権利擁護調整を目的とする団体。1949年(昭和24)12月、新聞通信放送出版懇話会が著作権使用関係の合理的調整を目ざしてつくった著作権審議会を母体結成、50年4月社団法人となる。おもな事業は、(1)著作権に関する専門活動、(2)著作権問題の相談、(3)著作権研究会の開催、(4)『著作権台帳(文化人名録)』の発行など。近年、著作権をめぐる諸問題が続出する傾向にあるなかで、協議会の役割は重要になってきている。活動の一つである機関誌『著作権四季報』の発行その他により、著作権思想の普及を積極的に行っている。加盟16団体、維持会員106社(2001)。

[清田義昭]

『日本著作権協議会著・刊『50年のあゆみ 創立50周年記念史』(2000)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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