大学事典 「日本私立大学連盟」の解説
日本私立大学連盟
にほんしりつだいがくれんめい
1951年（昭和26）7月に私立大学協会を脱会した24の私立大学を会員として設立された私立大学の連合体の一つ。2017年（平成29）4月現在で109法人123大学が加盟しており，大学数としては私立大学の2割，学生数で5割を占めている。建学の精神に基づく各会員大学の独自性と私立大学（団体）の多様性を保証し，人類の未来に貢献する人間を育成するための基盤強化に資することを目的としており，「私立大学の権威を保持し，自律性を尊重し，大学の振興と向上，学術文化の発展に資するため，会員法人の協働による教育研究・運営，情報の共有・発信を推進する」というビジョンを踏まえた事業計画を立案し，活動を展開している。事業としては，大学の経営基盤強化に関する事業，大学における教育研究・経営に関する支援および情報の交換，大学における教育研究・経営に関する調査研究，大学の教職員および学生の福利厚生に必要な事業，大学における教育研究・経営に関する会誌および著書の出版等を軸としており，対外的な情報発信や教職員向けの研修等も実施している。
著者: 沖清豪
出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報