日向大神宮(読み)ひむかいだいじんぐう

日本歴史地名大系 「日向大神宮」の解説

日向大神宮
ひむかいだいじんぐう

[現在地名]山科区日ノ岡夷谷町

粟田あわた山の支峰大日だいにち山の西麓に鎮座朝日あさひ宮・日岡ひのおか神明宮ともよばれる。また近世には、粟田口の東に位置したところから粟田神明宮とも恵比須谷えびすだに神明ともよばれた。上の本宮天照あまてらす大神と三女神、下の本宮に瓊瓊杵ににぎ尊と天御中主あめのみなかぬし神をまつる。山科区内唯一の旧府社。社伝によれば、顕宗天皇代に日向国から勧請、天智天皇代に神領を寄付され、貞観年中(八五九―八七七)菅原船津が社殿を修復、元慶年中(八七七―八八五)朝日の清水と称される清泉が湧出したという(宇治郡名勝誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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