新青沼町(読み)しんあおぬまちよう

日本歴史地名大系 「新青沼町」の解説

新青沼町
しんあおぬまちよう

[現在地名]甲府市たから一丁目・丸の内まるのうち二丁目

城下の西部に位置する町人地。上府中二六町の一町で町触の留り町。相川あいかわ町の東角からの南北の通りと、曲折した東西の通りの東端の二ノ堀までの二丁からなる。町名青沼郷の名を受けたもので、当町から南に武家地の百石ひやつこく町・町・小砂こすな町を隔てて西青沼町がある。慶安三年(一六五〇)の府中伝馬人足割帳(県立図書館蔵)に町名がみえる。「甲斐国志」によると、間数は南北通りが東側七九間・西側四八間半、東西通りが南側一三一間半・北側一三七間半。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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