新谷の塚穴古墳(読み)にいやのつかあなこふん

日本歴史地名大系 「新谷の塚穴古墳」の解説

新谷の塚穴古墳
にいやのつかあなこふん

[現在地名]大洲市新谷

新谷地区の矢落やおち川の北側、日照のよい南面したなだらかな丘陵部の端部(標高八〇―九〇メートル)に、比高約二メートルの円墳がある。円墳は直径約一〇メートル、石室長約四メートル、羨道部一メートル足らず、幅一・三―一・七メートル、玄室天井高さ約一・三メートルである。奥壁は大きな一枚石であるが、遺物は不明、おそらく七世紀頃のものとみられる。

大洲地方に完存する開扉古墳中では唯一例に属する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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