過半(読み)かはん

精選版 日本国語大辞典 「過半」の意味・読み・例文・類語

か‐はん クヮ‥【過半】

〘名〙 なかばを過ぎること。半分を越えること。大部分
※凌雲集(814)神泉苑花宴賦落花篇〈嵯峨天皇〉「過半青春何所催。和風数重百花開」
太平記(14C後)一六「小弐宗徒の兵をば皆頼尚に付て、其勢過半水木の渡にて討れぬ」 〔易経‐繋辞下〕

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デジタル大辞泉 「過半」の意味・読み・例文・類語

か‐はん〔クワ‐〕【過半】

半分を超えていること。「女性が出席者の過半を占める」

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普及版 字通 「過半」の読み・字形・画数・意味

【過半】か(くわ)はん

半ば以上。大部分。〔易、辞伝下〕(ああ)、亦た存吉凶を(もと)むるは、則ち居ながらにして知るべし。知る、其の彖辭をば、則ち思ひばにぎん。

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