こ・い
① 形容詞「濃い」が接尾語化したもの。
名詞などに付き、その間に
促音のはいることが多い。濃いさまの意をあらわす。「あぶらっこい」など。
②
体言または
性質、
状態をあらわす語に付いて、形容詞をつくる。上が促音になることも多い。性質、状態をやや強調していう。「まるっこい」「細っこい」「
しつっこい」など。
[
補注]②には、もともと、ク活用形容詞の
語幹と
語尾との間に「こ」が挿入されたものと、①の「こい」がその
意味を失ってきたものとがあると思われる。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「こい」の意味・読み・例文・類語
こ・い
[接尾]《形容詞型活用[文]こ・し(ク活)。形容詞「濃い」の接尾語化》(「っこい」の形になることも多い)
1 名詞に付いて、それが多く含まれている、それが濃いという意を表す。「油っ―・い」
2 性質・状態を表す語に付いて、それがはなはだしい意を表す。「ねばっ―・い」「しつ―・い」「しつっ―・い」「まるっ―・い」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
普及版 字通
「こい」の読み・字形・画数・意味
【虎】こい
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報