こい

精選版 日本国語大辞典 「こい」の意味・読み・例文・類語

こ・い

〘接尾〙 (形容詞型活用)
① 形容詞「濃い」が接尾語化したもの。名詞などに付き、その間に促音のはいることが多い。濃いさまの意をあらわす。「あぶらっこい」など。
体言または性質状態をあらわす語に付いて、形容詞をつくる。上が促音になることも多い。性質、状態をやや強調していう。「まるっこい」「細っこい」「しつっこい」など。
[補注]②には、もともと、ク活用形容詞の語幹語尾との間に「こ」が挿入されたものと、①の「こい」がその意味を失ってきたものとがあると思われる。

こい こひ

〘名〙 鳥「はくちょう(白鳥)」の異名。〔享和本新撰字鏡(898‐901頃)〕

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デジタル大辞泉 「こい」の意味・読み・例文・類語

こ・い

[接尾]《形容詞型活用[文]こ・し(ク活)。形容詞「濃い」の接尾語化》(「っこい」の形になることも多い)
名詞に付いて、それが多く含まれている、それが濃いという意を表す。「油っ―・い」
性質・状態を表す語に付いて、それがはなはだしい意を表す。「ねばっ―・い」「しつ―・い」「しつっ―・い」「まるっ―・い」

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普及版 字通 「こい」の読み・字形・画数・意味

【虎】こい

国子監

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