新蔵町(読み)しんくらまち

日本歴史地名大系 「新蔵町」の解説

新蔵町
しんくらまち

[現在地名]洲本市本町ほんまち一―四丁目・山手やまて二丁目

八幡宮前はちまんぐうまえの北にある東西の通りで、北の細工さいく町の通りと並行する武家地。東端は洲本城山下居館の前から北へ延びる武家地御門ごもん筋で、西端は禅宗吸江きゆうこう寺前なか堀に至る。東から武家地水筒すいどう丁・中屋敷なかやしき南北の通りが各々交差し、両通りの間で武家地千石せんごく丁が北へ分れる。町名は水筒丁と交わる地点北東角に新御蔵があったことにちなむ(「味地草」など)。新御蔵は寛文一一年(一六七一)桜木新兵衛という高取士の屋敷跡(「味地草」は長谷川甫庵邸跡とする)に設置された(淡路草)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android