新吉田村(読み)しんよしだむら

日本歴史地名大系 「新吉田村」の解説

新吉田村
しんよしだむら

[現在地名]河北町新吉田

吉田村の北、岩木いわき村の東にあたり、最上川を挟んで川東に旧枝郷荒小屋あらごやがある。近世新庄藩領。新田本村鑑の注記に「吉田村の畑方を分て一村と成る。万治三子年より吉田新田と言ふ。但指出帳者享保五子より別るなり」とある。「吉田村草野の内沼尻」を新田に開いたもので、寛永六年(一六二九)から慶安五年(一六五二)にかけて、鹿野与左衛門・同与惣右衛門らによって開発され、万治三年(一六六〇)吉田新田村として、名主を立て分立した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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