断酒(読み)だんしゅ

精選版 日本国語大辞典 「断酒」の意味・読み・例文・類語

だん‐しゅ【断酒】

〘名〙 (古く「だんじゅ」とも) 酒を絶って飲まないこと。禁酒
※貴嶺問答(1185‐90頃)「近代僧俗飲酒更不制法之由。若年人令断酒給。実貴候事也」
義経記(室町中か)七「酒は上下向の間だんじゅにて候」 〔南史‐斉武帝紀〕

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デジタル大辞泉 「断酒」の意味・読み・例文・類語

だん‐しゅ【断酒】

[名](スル)《古くは「だんじゅ」とも》きっぱりと酒をやめること。禁酒。

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普及版 字通 「断酒」の読み・字形・画数・意味

【断酒】だんしゆ

酒の醸造を禁止する。また、酒を断つ。唐・白居易庶子答ふ〕詩 偶(たまたま)關東のと作(な)り 重ねて洛下に陪す 來、酒を斷ちしより 老去、愁ひを禁ずべし

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