斧始(読み)おのはじめ

精選版 日本国語大辞典 「斧始」の意味・読み・例文・類語

おの‐はじめ をの‥【斧始】

〘名〙
① 家を建てる時、材木にはじめて斧を入れること。また、その時の祝い。ちょうなはじめ。
吾妻鏡‐正嘉元年(1257)九月一八日「大工已下匠 布衣 参上、𨨞始事終、給祿物
② 正月はじめ、山にはいって木を切ってくる行事樵初(きこりぞめ)。《季・新年》
仏師仏像を彫るために、最初彫刻刀を入れるときに行なう儀式

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