斑が切れる(読み)ふがきれる

精選版 日本国語大辞典 「斑が切れる」の意味・読み・例文・類語

ふ【斑】 が 切(き)れる

鼈甲黒斑にはっきりした切れ目がつく。
洒落本・大通契語(1800)「いいこふ(鼈甲)だが、おしむらくは少しふがきれるといいぶんはねへ」
けじめがつく。また、ふん切りがつく。
※洒落本・古契三娼(1787)「もののけっちゃくせぬ事を、ふがきれねへといいやす」
言動がはっきりしている。きちんとしている。
南小泉村(1907‐09)〈真山青果〉二「百姓には譜(フ)の切れた、もの馴れた口振である」

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