斎・忌(読み)いもい

精選版 日本国語大辞典 「斎・忌」の意味・読み・例文・類語

いもい いもひ【斎・忌】

〘名〙
身心を清め慎むこと。ものいみ。斎戒。いもゆ。
※竹取(9C末‐10C初)「此の人々ども帰るまで、いもゐをしてわれはをらん」
源氏(1001‐14頃)幻「御正日には、上下(かみしも)の人々皆いもゐして、かの曼陀羅など、今日ぞ供養せさせ給ふ」
精進料理。また、それを盛った椀。
書紀(720)敏達一三年是歳(前田本訓)「此の時に、達等、仏の舎利斎食(イモヒ)の上に得たり」

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