斉藤喜博(読み)さいとうきはく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「斉藤喜博」の意味・わかりやすい解説

斉藤喜博
さいとうきはく

[生]1911.3.20. 群馬
[没]1981.7.24. 群馬
教育者,歌人。師範学校卒業後,1930年に群馬県で小学校教師となって以来,40年近くにわたって教育実践の指導者として活躍した。その実践の記録と思想は『島小の授業』『学級づくりの記』などの記録や,『授業入門』『教育学のすすめ』など多くの著作にうかがえる。その要諦は,子供の無限の可能性を確信し,それを引出すための教材の選択と解釈であり,その教材と子供の対立矛盾を授業に生かしていくものであった。全国の小・中・高等学校回り,その実践を指導,74年宮城教育大学教授に就任した。アララギ派の歌人としても有名

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