敷根郷(読み)しきねごう

日本歴史地名大系 「敷根郷」の解説

敷根郷
しきねごう

囎唹そお郡の西部に位置した鹿児島藩の外城で、南東福山ふくやま郷、北西国分郷、南は海に面し、「薩隅日地理纂考」によれば周回六里三五町、敷根村・みなと村・上之段うえのだん村の三村からなっていた。鹿児島藩直轄領。地頭仮屋・麓は敷根村に置かれ、同村はのちに麓村とよばれるようになった。敷根菅原神社の慶長七年(一六〇二)銘の棟札には「奉行山田越前入道有信」とある。寛永一三年(一六三六)の堺目人数・武具注文(旧記雑録)によれば敷根衆は人数一千一〇五、うち男子六三二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android