教科教育(読み)きょうかきょういく

百科事典マイペディア 「教科教育」の意味・わかりやすい解説

教科教育【きょうかきょういく】

学校教育における中核的な教育活動。小学校では,低学年国語算数生活科,音楽,体育図画工作の6教科,中・高学年には低学年の生活科にかわって理科,社会科が,また高学年にはさらに家庭科が加わる。中学校では,国語,社会,数学,理科,音楽,美術保健体育技術家庭の8教科を必修とし,選択教科として国語等および英語が設定されている。高等学校では,国語,地歴,公民,数学,理科,保健体育,芸術,及び家庭の必修教科と,普通教育に関する選択教科科目,ならびに職業に関する各教科科目が,学校の特性に応じて設定されている。→教科

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「教科教育」の意味・わかりやすい解説

教科教育
きょうかきょういく

知識,技術を系統的に組織した教科内容の伝達を主とする教育活動。伝統的な学校教育では主要な位置を占めていたが,次第に児童生徒の自主的な活動である教科外活動の重要性が認識され,それも学校の教育課程の一部を構成すると考えられるようになった。したがって両者の統一的な理解のもとに,教科教育では人類の達成した知識,技術を整理して生徒に伝え,これを通じてその諸能力を発展させるような指導が行われる。 (→カリキュラム )

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