放課後等デイサービス(読み)ほうかごとうでいさーびす

知恵蔵mini 「放課後等デイサービス」の解説

放課後等デイサービス

支援を必要とする障がいのある子どもを、発達支援や居場所づくりを目的として放課後休日、夏休みなどに預かる施設。国が2012年度に制度を整備した。自治体または民間事業者が運営する施設で、自立した日常生活に必要な訓練や創作的活動、地域交流の機会などを提供し、子どもの利益保障と健全な育成を図る。小学校から高等学校までの子どもを対象とするが、特例で20歳に達するまで利用できる。保護者から子育てについての相談を受けたり、一時的にケアを代行することで保護者が子どもに向き合うゆとりを生むなど、保護者支援の役割も期待されている。新規参入事業者が相次ぐなか、一部の施設でサービスの質の確保が追いついておらず、けがなどの事故が増えている一面もある。

(2018-2-7)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報