撥ねる(読み)ハネル

デジタル大辞泉 「撥ねる」の意味・読み・例文・類語

は・ねる【×撥ねる】

[動ナ下一][文]は・ぬ[ナ下二]《「跳ねる」と同語源》
とばし散らす。液体などをはじきとばす。「泥を―・ねる」「ワックスが水を―・ねる」
物や人をはじきとばす。「歩行者を車で―・ねる」
一定基準に満たないものを選んで取り除く。検査などで不合格にする。「腐ったものを―・ねる」「面接試験で―・ねられる」
人の取り分の一部をかすめ取る。「もうけの上前を―・ねる」
拒絶する。断る。はねつける。「要求を―・ねる」
物の端を勢いよく上に向ける。文字の線などの先端を払い上げるようにする。「ぴんと―・ねた口ひげ」「筆順最後に縦の棒を下ろして―・ねる」
撥音はつおんで言う。撥音になる。「『摘みて』は『つんで』と―・ねる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android