揚屋入(読み)あげやいり

精選版 日本国語大辞典 「揚屋入」の意味・読み・例文・類語

あげや‐いり【揚屋入】

〘名〙 遊女が客に呼ばれて遊女屋から揚屋に行くこと。また、その儀式。前帯、裲襠(うちかけ)盛装に、高下駄をはき、八文字を踏み、若い衆引舟、禿(かむろ)などを従え、華美な行列で練り歩いた。おいらん道中。
※俳諧・談林十百韻(1675)上「挙屋入たがひにゑいやと引力に〈在色〉 成ほどおもき恋のもと綱〈松臼〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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