掻食(読み)かっくらわす

精選版 日本国語大辞典 「掻食」の意味・読み・例文・類語

かっ‐くらわ・す ‥くらはす【掻食】

〘他サ五(四)〙 (「かっ」は接頭語) 思いきり行動する。存分にする。現在では特に、殴る意を強めていう。
歌舞伎・貞操花鳥羽恋塚(1809)四立「『あの通りだから話したら、何それかそれ、種にもならう』〈略〉『さうださうだ、マア、かっくらはして見るがよい』」

かっ‐くら・う ‥くらふ【掻食】

〘他ワ五(ハ四)〙 (「かっ」は接頭語) 威勢よく食う。または、飲む。
※歌舞伎・彩入御伽草(1808)小平次内の場「こんな日には酒でもかっ喰(クラ)ってづるけべいと」

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