接穂・継穂(読み)つぎほ

精選版 日本国語大辞典 「接穂・継穂」の意味・読み・例文・類語

つぎ‐ほ【接穂・継穂】

〘名〙
① (「つぎぼ」とも) 接木(つぎき)で台になる木に接ぐ若芽や、若芽のついた枝木
※羅葡日辞書(1595)「Clauola〈略〉キノ tçuguifo(ツギホ)サス キ」
人情本春色梅児誉美(1832‐33)四「木ぶりは直しても根木(どだい)のわろき継穂(ツギホ)の梅」
② 話をつなぐきっかけ。→つぎほがない
浄瑠璃東鑑御狩巻(1748)四「微塵変ぜぬ眼色に取って付きほも涙ぐみ暫しいらへもなかりしが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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