掛捨(読み)かけずて

精選版 日本国語大辞典 「掛捨」の意味・読み・例文・類語

かけ‐ずて【掛捨】

〘名〙 (「かけすて」とも)
元結(もとゆい)手絡(てがら)などを、一度使ったら再び用いないこと。
浮世草子・好色一代女(1686)三「中島田に掛捨(カケズテ)の鬠(もとゆひ)、よろづ初心にして」
無尽保険などの掛金を、その期限まで続けないで途中でやめること。
※浮世草子・傾城色三味線(1701)江戸「今迄のを掛捨(カケズテ)にして、講をのきける」
満期になっても配当金の支払いを受けない契約の保険。「掛け捨ての生命保険

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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