掛金(読み)カケガネ

デジタル大辞泉 「掛金」の意味・読み・例文・類語

かけ‐がね【掛(け)金】

戸や箱などに取り付け、もう一方金具に掛けて開かないようにする金具。
[類語]金具口金留め金蝶番引き金締め金尾錠かぎ自在鉤フック錠前キースペアキーマスターキー南京錠合い鍵箱錠かんぬき解錠施錠ロックシリンダー錠

かけ‐きん【掛(け)金】

日掛け月掛けなどで定期的に積み立てたり、支払ったりする金。「保険の掛け金を払う」
掛け売り代金。掛け代金。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「掛金」の意味・読み・例文・類語

かけ‐がね【掛金】

〘名〙
① 戸や障子などに付けて置き鎖した時、もう一方の金物の穴に掛けて、締りとする鐶(かん)または鉤(かぎ)。かきがね。
※枕(10C終)八「北の障子に、かけがねもなかりけるを」
② 顎(あご)の骨の顳顬(こめかみ)につながる部分。
日葡辞書(1603‐04)「Caqegane(カケガネ)〈訳〉顎の継ぎ目。関節

かけ‐きん【掛金】

〘名〙
① 代金を一定期間後に支払う約束で売買した品の代金。掛代金掛銀
※浮世草子・万の文反古(1696)一「先先の掛金あつめ」
② 日掛け月掛けのように定期的に支払ったり積み立てたりしてゆく金銭掛銭。掛銀。
随筆松屋筆記(1818‐45頃)六七「取抜無尽といふは、鬮(くじ)に当て金を収たるもの跡の懸金を出さざる也」

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