掛向(読み)かけむかい

精選版 日本国語大辞典 「掛向」の意味・読み・例文・類語

かけ‐むかい ‥むかひ【掛向】

〘名〙
他人を交えないで、二人が向かい合うこと。さしむかい。
塵芥集(1536)一七条「かけむかひにて、人をまち、うたれたるやから、またれてうたるるといひ」
② 二人っきりになること。多く、夫婦二人だけの生活をいう。
浄瑠璃・大磯虎稚物語(1694頃)道行「わらはが夫は小柴郡司とて牢人もの、夫婦かけむかひ、田畑をつくり候が」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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