掛出(読み)かけだし

精選版 日本国語大辞典 「掛出」の意味・読み・例文・類語

かけ‐だし【掛出】

〘名〙
① 外の方へ突き出して作ること。また、そのもの。
※談義本・根無草(1763‐69)後「油断せぬ世の中なれば、三途川遠干潟に、数千丁の土手を築出し、白波変じて平地となれば、国に懸出しをするがごとし」
両替をするときに、客に渡す金銀目方を、実際の目方より多めに計ること。また、それによって得る利益。⇔掛込み。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android