三途川(読み)さんずがわ

精選版 日本国語大辞典 「三途川」の意味・読み・例文・類語

さんず‐がわ サンヅがは【三途川】

※撃蒙抄(1358)「みつせ川は三途川の事也」
曾我物語(南北朝頃)七「此川は、三づかは、湯坂峠は、死出の山」

しょうず‐がわ シャウヅがは【三途川】

〘名〙 (「そうずがわ(三途川)」の変化した語) 人が死んでから冥土に行く途中にあるという川。さんずの川。しょうずか。
※浄瑠璃・義経地獄破(1661)五「物のあわれをとどめしは、せうづかわにすみたまふ、うばごせにてとどめたり」

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