掖垣(読み)えきえん

精選版 日本国語大辞典 「掖垣」の意味・読み・例文・類語

えき‐えん ‥ヱン【掖垣】

〘名〙 (「掖」は宮門傍らにある小門の意) 天子宮殿近くにある垣。転じて、宮廷御所
経国集(827)一四・奉和清涼殿画壁山水歌〈滋野貞主〉「掖垣壁毎清冷。万事余閑養聖齢」 〔劉楨‐贈徐幹詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「掖垣」の読み・字形・画数・意味

【掖垣】えきえん(ゑん)

宮殿の垣。また、唐代、門下左掖中書を右掖という。唐・杜甫〔春、左省に宿す〕詩 は隱す、掖垣の 啾啾(しうしう)として棲鳥

字通「掖」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報