授業評価(読み)ジュギョウヒョウカ

デジタル大辞泉 「授業評価」の意味・読み・例文・類語

じゅぎょう‐ひょうか〔ジユゲフヒヤウカ〕【授業評価】

教師の行う授業について学生生徒による評価。評価方法は、項目別の段階評価、記述式、両者併用など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大学事典 「授業評価」の解説

授業評価
じゅぎょうひょうか
class evaluation by students

教員の行う授業について学生が評価を行うもの。学生による授業評価は,日本の大学におけるファカルティ・ディベロップメント(FD)普及とともに,学生の意見をより授業改善に反映させる仕組みとして導入が進んだものの一つである。一般的に学期後半マークシートなどのアンケート用紙の形で授業ごとに行われるが,最近は学生がパソコンや携帯電話で回答できるウェブを用いたシステムを導入している大学もある。設問項目は学生の授業への出欠状況,授業内容や方法に関するもの,教員の教授技術に関するもの,学習環境などに関するものなど,各大学や学部学科等により設定されている。評価結果は授業を担当する教員にフィードバックされ,その後の授業改善のための資料として活用されることが期待されるが,どのように活用するかは個々の教員に任されている場合も多く,大学として学生の声にどう対応していくかが課題となっている。
著者: 井上史子

出典 平凡社「大学事典」大学事典について 情報

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