掃部司・掃部寮(読み)かもんづかさ

精選版 日本国語大辞典 「掃部司・掃部寮」の意味・読み・例文・類語

かもん‐づかさ【掃部司・掃部寮】

〘名〙
① (掃部司) 令制官司の一つ。大蔵省に属して宮中掃除儀式設営のことをつかさどった。弘仁一一年(八二〇)、宮内省に属す、職掌の同じである内掃部司(うちのかもりのつかさ)と併合されて掃部寮(かもんりょう)となり宮内省に属した。職員に正(かみ)一人、佑(すけ)一人、令史(さかん)一人のほか掃部使部などがある。→掃部寮(かもんりょう)。〔令義解(718)〕
※枕(10C終)一四二「清涼殿御前に、かもんづかさの、畳を敷きて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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