挙て(読み)こぞりて

精選版 日本国語大辞典 「挙て」の意味・読み・例文・類語

こぞり‐て【挙て】

〘副〙 (動詞「こぞる(挙)」の連用形助詞「て」が付いて一語化した語) 同じ行動をしない人がひとりもいないことを示す。一人残らず。だれもかれも。あげて。こぞって。
書紀(720)崇峻即位前(図書寮本訓)「軍合(コソリ)て悉くに(くろきぬ)を被て」

こぞっ‐て【挙て】

〘副〙 「こぞりて(挙━)」の変化した語。
役者論語(1776)耳塵集「其当座は諸人こぞってにくめり」

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