括弧付（読み）かっこつき

精選版 日本国語大辞典

かっこ‐つき クヮッコ‥【括弧付】

〘名〙

① 特定の文字、語、文などが括弧で囲われていること。

※鉛筆ぐらし（1951）〈扇谷正造〉宵の強盗その他「『原文のまま』というカッコ付き文章が、大新聞には堂々とのせられるようになったし」

② (形動) (括弧で囲われて他と区別されるところから) その語が特別の意味合いを持つこと。本来の意味とは違うこと。また、そのさま。

※日本共産党に与う（1950）〈竹内好〉「おなじ共産主義でも、そこには質的な差があり、日本のそれはカッコつきでよぶべきではないか」

出典　精選版 日本国語大辞典