担茶屋・荷茶屋(読み)にないぢゃや

精選版 日本国語大辞典 「担茶屋・荷茶屋」の意味・読み・例文・類語

にない‐ぢゃや になひ‥【担茶屋・荷茶屋】

〘名〙 中世から江戸末期まで、茶釜茶器水桶などの茶道具一式を、前後に振り分けてかつぎ歩き、社寺境内・路傍などで客の求めに応じ茶を立て、売ること。また、その茶屋や、道具一式。また、その商人一服一銭。担茶売(にないちゃうり)。《季・新年》
※虎明本狂言・煎物(室町末‐近世初)「になひ茶屋を、橋がかりへもってのく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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