折変(読み)おりがわり

精選版 日本国語大辞典 「折変」の意味・読み・例文・類語

おり‐がわり をりがはり【折変】

〘名〙 連句懐紙で、各折の最初に書かれる句。ただし第一紙(初折(しょおり))の第一句は発句として別扱いされるので、懐紙二折を用いる歌仙では、第二紙(名残の折)の表の第一句、四枚を用いる百韻では、二、三、名残の各折の表の第一句をいう。

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普及版 字通 「折変」の読み・字形・画数・意味

【折変】せつへん

換算する。

字通「折」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の折変の言及

【宋】より

… 税法もまた唐代の両税法を継承し,田土を基準にして夏には銭,秋にはアワ,米を納入させたが,実際には銭の代りに絹,綿,麦などを徴収した。こうした正規の両税に加えて,農民を苦しめたのは,租税を他の州県まで運ばせ,その運賃を徴収する支移,規定の銭物の代りに他の物を納めさせる折変であった。そのうえ江南地域では,五代の遺制である身丁銭米,沿納とか雑変とかよばれる付加税があった。…

※「折変」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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