出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…10世紀に関東で起きた反乱事件。同時に西海で起こった藤原純友の反乱とともに〈承平・天慶の乱〉,あるいは〈天慶の乱〉ともいう。下総北部を地盤としていた将門は,935年(承平5)以来,常陸西部に館をもつ一族の平国香,平貞盛,良兼,良正らと合戦を繰り返していたが,939年(天慶2)11月に常陸国衙を略奪して焼き払い,国守藤原維幾らを捕らえた。…
…しかしすでに古墳時代,毛野(けぬ)氏などの自立的な勢力を生み出した東日本の社会は,律令国家の支配下にそのままとどまってはいなかった。9世紀後半以降,東国には〈僦馬(しゆうば)の党〉をはじめ大規模な〈群盗〉の蜂起が起こり,10世紀前半の承平・天慶の乱を通じて,平将門(たいらのまさかど)は京都の〈本天皇〉に対抗してみずから〈新皇〉と称し,坂東8ヵ国を基盤とする自立した国家を樹立したのである。この国家がごく短期間で崩壊したのち,武将たちは王朝国家の下にあって,東国土着の勢力との結びつきを強めつつその実力を蓄え,11世紀に入ると,東北にも独自な政権ないし小国家の生まれる兆しが現れてくる。…
…同年11月までには純友の与党も各地で討たれた。将門の乱とあわせ承平・天慶の乱という。【高橋 昌明】。…
※「承平天慶の乱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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