打越し(読み)ウチコシ

デジタル大辞泉 「打越し」の意味・読み・例文・類語

うち‐こし【打(ち)越し】

連歌連句で、付句の前々句のこと。付句をする場合、この句と題材趣向が似ることを嫌う。
1をしゃれて用いて)次の宿で休まず、その先の宿まで行くこと。
「ふた川まで―だがいいか」〈滑・膝栗毛・四〉
打ち越し酒」の略。
江戸時代商慣習の一。貨物江戸問屋を通さないで、奥羽上方で直接やりとりすること。また、その貨物。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android