奥羽(読み)おうう

精選版 日本国語大辞典 「奥羽」の意味・読み・例文・類語

おう‐う アウ‥【奥羽】

陸奥国出羽国を合わせた地域の称。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「奥羽」の意味・読み・例文・類語

おう‐う〔アウ‐〕【奥羽】

陸奥むつ国と出羽でわ国。今の東北地方青森秋田岩手宮城山形福島の6県。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「奥羽」の意味・わかりやすい解説

奥羽【おうう】

東北地方別名。かつての陸奥(むつ)国出羽国2国の地に当たる。
→関連項目陸奥将軍府

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の奥羽の言及

【出羽国】より


【古代】
 東山道に属する上国(《延喜式》)。北から東,南東部まで陸奥国に接し,陸奥国とともに奥羽(おうう)と総称され両国の一体関係は強かった。政治的には721年(養老5)以来陸奥按察使(むつのあぜち)の統轄下に属し,軍制上も陸奥多賀(たが)城のちには胆沢(いさわ)城に置かれた鎮守府の指揮下にあった。…

【東北地方】より

…大化改新以後,日本海側に出羽国,太平洋側に陸奥国がつくられ,東山道に属した。両国の総称として奥羽,あるいは奥州と呼ばれたこの地域は,当時の他の国々と比べ著しく大きな国で,その後12世紀にわたってこの2国制が続いた。古代の城柵は日本海側では高清水(現,秋田市),太平洋側では多賀城(現,宮城県多賀城市)に置かれ,蝦夷経営の拠点となった。…

※「奥羽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android