手覚(読み)ておぼえ

精選版 日本国語大辞典 「手覚」の意味・読み・例文・類語

て‐おぼえ【手覚】

〘名〙 経験修練によって身についていること。手におぼえのあること。また、そのもの。
浄瑠璃薩摩歌(1711頃)上「手覚へあるかとたづぬれば」
人情本・貞操婦女八賢誌(1834‐48頃)二「さては手覚(テオボ)えある者ならんと」

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