手職(読み)てしょく

精選版 日本国語大辞典 「手職」の意味・読み・例文・類語

て‐しょく【手職】

〘名〙 (「てじょく」とも)
手先でする作業手仕事の職。手職業
※雁(1911‐13)〈森鴎外〉二「その外は手職(テショク)をする男なんぞの住ひであった」
自己手馴れた職業。
浄瑠璃・蒲冠者藤戸合戦(1730)二「諸事は下拙にお任せといふも手職(てジョク)がどこやらに、舌たるふこそ聞へけれ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「手職」の意味・読み・例文・類語

て‐しょく【手職】

《「てじょく」とも》手先を働かせてする職業。手仕事の職業。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android