扇流（読み）おうぎながし

精選版 日本国語大辞典

おうぎ‐ながし あふぎ‥【扇流】

〘名〙

① 金や銀の美しい扇を川に流して遊ぶこと。《季・夏》

※俳諧・犬子集（1633）五「半月は扇なかしか銀河〈休音〉」

② 扇が、川に流れている様子を描いた模様。また、その図柄のもの。

※実隆公記‐延徳元年（1489）一二月一二日「源氏扇流画_レ屏 細川讚岐守新調物」

※みだれ髪（1901）〈与謝野晶子〉舞姫「浅黄地に扇ながしの都染九尺のしごき袖よりも長き」

出典　精選版 日本国語大辞典

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扇流

日本舞踊の流派のひとつ。6代尾上菊五郎門下の尾上菊太郎が、1970年、扇梅芳(ばいほう)を名乗り創流。

出典　小学館