デジタル大辞泉
「戸前」の意味・読み・例文・類語
と‐まえ〔‐まへ〕【戸前】
[名]土蔵の入り口の戸のある所。また、その戸。
「―の錠もはずしてある」〈藤村・夜明け前〉
[接尾]助数詞。土蔵の数を数えるのに用いる。「蔵が十戸前ある」
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と‐まえ ‥まへ【戸前】
[1] 蔵の入り口の戸のあるところ。また、その戸。
※
浮世草子・色里三所世帯(1688)中「厚壁にして戸
(ト)まへ幾重か念を入られし」
[2] 〘接尾〙 土蔵を数えるのに用いる。
と‐さき【戸前】
※桜井基佐集(1509頃)春「かすかなる谷の戸さきも鶯の
今朝のはつ音に氷とくとは」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報