精選版 日本国語大辞典「今朝」の解説
けさ【今朝】
〘名〙 今日の朝。こんちょう。けさし。
※書紀(720)垂仁八八年七月(北野本室町時代訓)「昨夕(よむへ)、刀子、自然(をのつから)に、臣(やつこ)が家に至る。乃ち明旦(ケサ)失せぬ」
※万葉(8C後)一七・三九四七「家佐(ケサ)の朝明(あさけ)秋風寒し遠つ人雁が来鳴かむ時近みかも」
※平家(13C前)一二「夜部(よべ)までよに尋常なる旅人の二人留まって侍ひつるが、けさなど出でて候ふやらむ」
こん‐ちょう ‥テウ【今朝】
〘名〙 きょうのあさ。けさ。今旦。
※万葉(8C後)一七・三九七六右七言詩序文「昨暮来使幸也以垂二晩春遊覧之詩一 今朝累信辱也以
二相招望野之歌一」 〔詩経‐小雅・白駒〕

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